トグルクランプで自作治具の可能性を広げる

今回の記事ではトグルクランプというクランプについてご紹介したいと思います。

まずは見た目です。
トグルクランプにも押す方向によって色々な種類があります。
これは上から押すタイプです。
上から押さえるトグルクランプ

購入したのはAmazonで2つで1000円しないものでしたが作りはしっかりしていました。
(当時購入したページが見つかりませんでしたが、同じ型番の5個入りがあったのでAmazonのリンクを貼っておきます)
5pcs トグルクランプ 182 kg保持能力 GH-201-C クランプ クイッククランプ クイックフィクスチャ 木材 金属 固定 保持 補助 工具 DIY


ゴムがもう少し弾力性のあるものだと、一度の調整で抑えることができる材料の厚みの幅が増えてよさそうだなと思いました。
(どちらにしろ値段から考えたら十分すぎます)

この様な感じで梱包されてきました。
Amazonで購入

抑え部分のパーツは自分で取り付けます。
一度ワッシャを取り外して順番に付け替え必要な長さで固定します。

このトグルクランプは工夫次第で色々な使い方をすることができます。自作の治具を考えるときにはなくてはならないパーツかもしれませんね。
この後治具の製作でたくさん必要になったので10個入りを購入しました。1個あたり250円という驚きの安さですが、現在の所問題なく使用できています。
 



以下にトグルクランプを使った治具の例を海外のyoutubeをもとに紹介したいと思います。

まずはトグルクランプの改善アイディアの動画です。
この動画では、市販されているトグルクランプの固定力の弱さを指摘し、市販のゴム足とボルトを使うことによって固定力を上げる改善をしています。

次はこちらの動画。
こちらの動画では"Straight Edge Cutting Jig"の作り方紹介のなかでトグルクランプを使っています。

 "Straight Edge Cutting Jig"は読んで字の如く真っ直ぐなエッジを作るための治具で、通常は手押しかんな盤などで作る長さ方向の平面を、テーブルソーで行うためのものです。


その材料の固定にトグルクランプが使われています。

最後にご紹介する動画は、作業台に材料を固定するためにトグルクランプを使う動画です。
ドックホールという机に材料を固定するための穴を開け、そこにピッタリハマる棒の上にトグルクランプをつけて自由に材料の固定ができる様になっていますね。
抑えるクッションが固定された軸の長さの調整に蝶ナットが使える様にしてあるのも単純ですが良い工夫ですね。
(2分以降から見ると実際にどう使うかが観れます)

今回はトグルクランプについてご紹介しました。
他にもテンプレートを用いた家具の加工で型板に固定するために使われたり、色々な使い方があるので研究してみると面白いかもしれません。
いつも使う工具にトグルクランプを導入することで、刃物から手を離して加工することができるので安全面にも大きく寄与してくれます。

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