家庭用ダイニングテーブルになる卓球台

2018.7<続報>追記しました。記事はこちらからどうぞ。
**************************************************************
2017.1<追記>
ダイニングテーブルになる卓球台、卓球テーブルが完成しました!
*組み立て、操作の動画をご覧いただけます*

テーブルにもなる卓球台
左の写真はテーブルとして使用している状態です。
天板2枚が重なって収納されています。



製作レポートはこちらからどうぞ!
(随時更新中です)
その1 その2 その3






**************************************************************

新しいプロジェクトがスタートしています。
ダイニングテーブルにもなる卓球台の製作です。

卓球好き一家のご依頼主さんから、Pull-Pongというテーブルのように卓球台に早変わりするダイニングテーブルがほしい!とご相談がありました。

Pull-Pongはデンマークのデザイナーが設計した卓球のできるテーブルです。
天板の短手方向を半分に折りたたんだ状態から、脚をスライドさせて延長し、その上に天板を展開する、というデザインになっています。

折りたたんだ状態
展開した状態
画像引用元:http://mwa.eu/product/pull-pong/

脚が細く、すっきりとしています。かっこいいですね!
既にこうして商品化されたテーブルもありますが、何故わざわざ特注での製作をご希望されたかと言うと、実は本格的に卓球を習っている小さなお子様の練習用にしたいとの事でした。

普段は子供用の高さの卓球台が置いてある体育館に行かないと練習ができず、平日にいつも付き添うのも難しいので、何とか自宅で練習を、と考えたのがきっかけだそうです。

つまり、必要なのは家庭用の一回り小さい卓球台ではなく、公式の国際規格の卓球台として使えるものです。今回の卓球台になるダイニングテーブル、というかダイニングテーブルにもなる卓球台へのご要望をまとめると、

・天板を折りたためる様にして、ダイニングテーブルとしても使えるようにする
・卓球台としての品質の高さ、国際規格のサイズであること
・天板の高さを66cm(子供用)と76cm(公式)の2段階で使用できるようにする
 (高さの変更は日常的には行わず、お子様が大きくなった時に対応できればOK)
・テーブルから卓球台に展開する操作の安全性確保
・卓球台使用時、都度テーブルを移動できるようにしたい

ということになりました。

ご要望を一通り伺った上で、設計と仕様の検討開始です。

卓球台としての品質、ということはまず国際規格に合わせることになりますので、ファミリータイプの小さい卓球台ではなく、長さ2.74m、幅1.525mの長方形の天板が必要です。これをダイニングテーブルのサイズに変形できるようにする、となるとどうしても天板には継ぎ目が出てきます。

木製の板にメラミン化粧版を貼り付けて製作することも検討しましたが、それで卓球台としての品質が出せるのかは疑問が残りましたので、正式な卓球台として使用するのが目的であれば、やはり天板は実際の卓球台の天板を使う方が良いと判断しました。

そこで卓球台・遊具のメーカーである三英さんに問合せです。リオ五輪で採用された木製の脚部が美しい卓球台で有名ですね。

リオオリンピックで採用された天童木工とサンエイの卓球台
画像引用元:三英webサイト

ダイニングテーブルにもなる折りたたみ式の卓球台を製作したいのですが、と話をしたら、初めは「???」という反応でしたが、丁寧に対応してくださいました。

天板の厚みによる反り具合や重量、仕上げの違い、天板のみの販売可否などなどを伺いました。そこで頂いた決定的なアドバイスは、「打球面に継ぎ目があるとボールの軌道に影響するので卓球台としては適さない」ということです。
まあ、それはそうですよね。どんなに頑張ってぴったりくっつけても、ボールの軌道への影響をゼロにするのは無理だと思います。
(前出のpull-pongの天板はどうなっているのか、気になります)

そこでStudio7Squaresとしてご依頼主さんに提案したのは、
既存の大きさ(1.525m×1.370m)の2枚の天板を重ねて収納できる卓球台です。

天板を展開するときは、本のように開くのではなく、上に重なっている板をずらすだけなので、重量のある天板を持ち上げなくても済みます。
木製の脚の一部を取り替えると、天板の高さを変更できるような仕掛けをつくります。

そんな感じで基本的な設計を終えた段階で打ち合わせをさせて頂き、正式に発注いただきました。現在、製作の真っ只中です。

完成後に、このブログで作業工程などを少しずつご紹介していく予定です。
他にも特注での製作実績が多数ございます。
こんなもの作れないかな?とアイデアをお持ちの方、お気軽にご相談ください!

コメント