ギターボディのサンダーがけ

エレキギターを自作するというお客様から、
ボディを塗装する前のサンダーがけのご依頼がありました。

ボディの形はテレキャスターというモデルで、
ライトアッシュという木材で作られています。
エレキギターやベースのボディ材として良く使用される材です。

事前に送って頂いた写真で確認した時にはあまり分かりませんでしたが、
実際に近くで見ると細かい傷がたくさん付いています。
綺麗な木目です!

傷を消すために最初は#240でサンダーがけを始めましたが、
なかなか傷がなくならないので、#150に変更して取り掛かりました。
これぐらいの番手だと、うっかりするとすぐに削りすぎてしまいます。
水平を確認しながら徐々に番手を上げていき、ご希望の#1000まで仕上げました。

BEFORE

AFTER
綺麗に傷がなくなりました!

普通の家具でも#1000の仕上げまですることは殆どありません。
触った感じは大理石のように滑らかで、なんと周りの景色が映りこんでいました!
木地とは思えない仕上がりです。


平らな面はオービットサンダー、側面はマルチツールを使用しました。
オービットサンダーの丸形のペーパーは細かい番手まで売っているのですが、
マルチツールに使用する三角形のペーパーは種類が少なく、
細かい番手がありません。
なので、普通の紙やすりを買って、元のペーパーに合わせて三角形に切り、
両面テープで余っているマルチツール用のペーパーに貼り付けて使用します。
集じん用の丸い穴を空けておくことも忘れずに。


材料のやりとりは郵送がご希望でしたので、
仕上がり後の状態を写真でご確認頂いた後、発送しました。
お礼のメールを頂き、ご満足いただけたようで私たちも嬉しい限りです。

素敵なギターになって素敵な音色を奏でて欲しいですね!


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