オーダーメイドで制作したA型看板のご紹介


ここ一週間は気温も大分上がってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

Studio7Squaresでは現在、オーダーメイドでご注文いただいた家具の製作準備を幾つか進めています。
材料に無駄を出さないためにも事前の段取りはとても大切ですね。


さて、今回は以前オーダーメイドで製作したA型看板についてご紹介いたします。
A型看板というのはよく小売店や飲食店の店先に置いてある看板で、横から見た時にローマ字のAの字に見えるからこの名前がつけられているのだと思います。

道沿いの店は正面から見ないと存在がわからないので、道を歩いてくる人にお店のアピールをするためにはこのA型看板がとても効果的です。

しかし、雨、風、日光にずっと晒されることになるので痛むのも早いそうです。
確かに、街中で塗膜がバリバリになったものや、部材同士の接合が緩んで分解寸前のものを見かけたことがあります。

今回ご紹介するA型看板はドッグガーデンを開業する方からご注文いただいたものですが、
ご注文頂いた時に、まず条件とされたのは以下の点でした。

・脚が太く丈夫
・無垢の木を使った質感
・文字入れペイント
・折りたたみ可能
・保護塗装


ご要望に合わせて製作したのが写真のA型看板になります。



Stusio7Squaresでは無垢材を製材して材料とするので、規格のサイズに縛られることなく指定の寸法で角材を作ることができます。
この看板の脚もご指定の条件に合うように通常のA型看板に比べて太めに製材しました。

また、強度とデザイン性を両立させるために、各部材の組み合わせはほぞ組みとしてあります。
通常のA型看板では、看板となる面(大きい平面)はベニヤ板もしくはMDF材などの材料が使われることが多いですが、あくまで無垢材の使用とするため、三枚の板を相じゃくりで接いであります。
相じゃくりで接ぐことで木が収縮して板材の間に隙間ができても奥が透けて見えたりすることがありません。
春夏秋冬様々な気温や天候に晒されると、木は収縮を繰り返すのでこれはとても大切なことです。

文字入れはお客様にご希望のフォントと位置と色をご指定いただき、レモンホワイトという少し黄色がかった白色にて文字入れ致しました。
工法としては作成して頂いたサンプルを印刷して、文字部を切り抜いて貼り付け、塗装するといういわゆるステンシルなので、大変アナログではありますがその分、フォントの制限などもございません。

実際に店舗前に置いたところも見せて頂いたのですが、思わず何だろうと見てしまう雰囲気がありました。
オリジナルの看板はそれだけで他のお店と違った魅力を演出するので、こだわりのある飲食店や雑貨屋さんにもオススメです。

今回の製作例では看板となる広い平面が一枚ですが、この他にも両側に看板をはめ込んだり、黒板を設置したりなど、お客様のアイディアに合わせて対応させて頂きます。


個人のお客様や法人のお客様からのご注文を承っております。
ご相談やお見積もりは下記ページからお気軽にご連絡下さい。


週末はまた天気が回復するようです。
素敵な週末をお過ごし下さい。



品田

コメント