モーターボートを操船してクルージングを手軽に楽しむ方法。第1章

さて、前回の記事では第0章として、モーターボートをレンタルしてクルージングを楽しむために必要な手順について4つにまとめ、それぞれの概略について紹介しました。

必要な手順を大きく分けると以下の4つにまとめることができます。
1、船舶免許の取得

2、モーターボートを貸しているレンタルクラブへの入会

3、海域情報や操船技術などの習得と練習

4、一緒にクルージングに行く仲間を集める

それぞれの詳細については,、それぞれの記事でご紹介していきますが
今回の記事では、第1章として船舶免許の取得についてご紹介していきたいと思います。


第0章でお話した通り、今回のシリーズで想定しているクルージングは
小型船舶に分類されるモーターボートです。
なので、取得する必要がある免許は小型船舶用の免許ということになります。

以下の写真は横浜ベイサイドマリーナで実際にボートをレンタルして、横浜港をクルージングした時の写真です。
手前に写っているFR-23というボートで、ぷかり桟橋に行きお昼ご飯を食べました。

横浜港のぷかり桟橋にボートでアクセス
ヤマハのシースタイルでレンタルできるFR-23というボート

船内奥にはトイレもあります

さて、このような小型船舶の操縦に必要な免許は大きく分けると以下の3種類に分類することができます。

1:一級小型船舶操縦士
2:二級小型船舶操縦士
3:特殊小型船舶操縦士

これ以外にも特定免許や限定免許などの免許もあるのですが、ここではモーターボートを個人でレンタルして運転する、という目的に絞ってご紹介します。


上記の3種類の免許の内、3番目の特殊小型船舶免許というのは水上バイクを運転するための免許です。
1番目と2番目の免許がモーターボートを運転するための免許になります。

それでは一級小型船舶免許と二級小型船舶免許の違いは何でしょうか?
そしてどちらを取得するのが良いでしょうか?

結論から言うと、私の意見では一級小型船舶免許を取得するのがオススメです。
以下に主な理由を幾つか挙げてみたいと思います。


一級であれば航行範囲の制限が殆どない
厳密に言うと、距離と艇種によって乗り組み人員の指定などがあるのですが、今回の記事で想定している1Dayクルージングでは殆どどこでも行けると思って間違いないです。

二級の場合だと、陸からの距離によって行ける場所に制限がかかります。
それにより、最短距離を突っ切ることができなかったり、行きたいところに行けないなどの場合があります。


一級の試験内容を理解している方が、二級の航行範囲しか移動しない場合にも安心
これは、後の記事の内容にも関わってくることですが、小型船舶免許の所持というのはあくまで最低限の許可を受けているという証明に過ぎません。
実際に操船したり、ナビゲーションをしていくためには免許取得後の練習や操船練習などが必要です。
このことは、小型船舶免許を取得するときにヨットについて全く触れないということを見ても明らかでしょう。
小型船舶免許が必要となるようなキャビン(船室)のあるヨットを操船するためには、自分でどこかの船に乗せてもらうか、スクールに行くなどしてヨットの操船技術を学ばなければいけません。
日本でもISPAやASAなど、ヨットの民間資格を発行しているスクールが幾つかあります。

ここで話を戻します。
一級と二級の試験内容で大きく違うのが海図についての試験です。
一級では海図についての技術や知識が問われるのに対して、二級ではそれがありません。
これらの内容は結局は後に役に立つので、免許を取るときに学んでしまった方が良いと思います。


さて、上記の理由でここでは一級の取得をオススメしましたが、スクールはどこを選べば良いのでしょうか?

できるだけ安い方が良い
丁寧に教えてくれるところが良い
予定に融通が利くところが良い
教習艇が綺麗な方が良い

など、人によって様々な希望や優先度があると思います。

ここでは私自身が行ったスクールについてお話しします。
私はヤマハボート免許教室で小型船舶操縦士一級と特殊小型船舶免許の2種類の免許を取得しました。

なぜ、ヤマハのスクールを選んだかというと単純で、
大手だから安心感がある
という理由からでした。

他の免許教室を受講した経験はありませんが、テキストもわかりやすく教習の時間や開催日時も選べたので良かったと思います。
そして何より、ヤマハが主催しているシースタイルというレンタルボートクラブの入会金が安くなるというキャンペーンがあったのも大きなメリットでした。


ヤマハボート免許教室以外にも各マリーナで免許教室を主催しているところがあったり、
安い価格で取得できるところもあるので最新情報をWEBでチェックしてみることをオススメします。


さて、今回の記事では第1章として、船舶免許の取得についてご紹介しました。
まとめると、

・小型船舶免許は3種類ある
・オススメは一級の小型船舶免許の取得
ヤマハボート免許教室ならシースタイルの入会金が安くなるなどの特典があるかも
・ヤマハなどの大手よりも安い価格で取得できるところもあるので調べてみるべし

という内容でした。


次回の第2章ではモーターボートを貸しているレンタルクラブへの入会についてお話ししたいと思います。


ご意見ご質問などあればコメント欄までどうぞ!


横浜港のベイブリッジを通過した時の写真

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