溝掘りと穴あけの加工

お持込み材への溝掘り、穴あけ加工のご依頼です。

結婚式の記念品として、新郎新婦手づくりの置き時計をプレゼントするそうで、本体には時計の機械をセットするための彫り込みと穴あけ、土台の材料からのカットと、時計をはめ込むための溝掘りを行いました。

一枚の板から時計3台分の材料を切り出しているので、3台の時計を並べて置くと木目が揃うデザインになっています。時計本体の形と、1台毎の土台の材料までお客様ご自身でカットした状態でお持ちいただきました。

厚さ約4cmの桜の板です。

本体の板は裏面に深さ26mmの溝を彫り、表面に貫通する10φの穴を空けました。
溝の底面は隠れてしまうため、ドリルの穴が残っていてもOKとのことでしたので、今回はフォスナービットという刃を使用して加工を行いました。角の部分はノミを使用して手作業となります。
土台はバンドソーを使用して幅方向を2枚にカットし、溝部分はスライド丸鋸とノミで加工しました。

1つの加工を完成させるのにも、どの工具を使用するか、どういった手順で行うかは様々なアプローチがあります。加工の手順や使用した工具については改めてご紹介したいと思います。

加工時には桜もちの香りが漂いました


完成形です

綺麗に3台の時計の針の高さ(穴の位置)と木目が揃うように加工しました。この後は新郎新婦ご自身で手を加えて時計の完成となります。どのような時計に仕上がったのか気になります。

自分の作りたいものを、自分の手で作り上げるのは楽しいですし達成感がありますね。何よりも作ったものに愛着が湧きます。

Studio7SquaresではD.I.Yのお手伝いも行っております。
自分ではできない加工だけをご依頼いただいたり、D.I.Y.教室という形で工具の使い方を習う所から初めていただくことも可能です。

各種加工やD.I.Y.教室についてのご依頼、ご相談をお待ちしております!

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