デザインが美しいコートハンガーをお持ちのお客様からのご依頼です。
ハンガーの両端に元々壁掛け用のビス穴が空いていますが、それと全く同じ穴を他の位置に空けてほしいとのことでした。座彫り+貫通穴の加工です。
このような穴開けといえば、ボール盤の登場です。当工房の設備は、卓上ラジアルボール盤といい、頭の部分を前後に動かせるので、通常のボール盤よりも奥行きのある材料を加工できます。また、左右にも触れるので、斜めに穴を開けることも可能です。
自由度が高い分、今回のように垂直な穴を開けるためには、定盤と刃が直角になるように頭の角度を調整する必要があります。(調整が必要のない工具はそもそも無いのですが…)
半球状の材料なので墨付けに若干手間取りましたが、後は通常の材料と手順は同じです。まずは座彫りから。その名の通り、座彫りビットを使用します。他の材を使って穴を開けてみて、深さを決めたらハンドルが指定の深さ以上に入らないよう、ストッパーを固定します。
決して難しい加工ではありませんが、お客様からお持ち込み頂く物に加工するという事は、やり直しが効きませんので毎回緊張します。
樹種は硬めのハードメープルでしたので、欠けたりすることなく綺麗に穴が開きました。座彫りが出来たら刃をドリルビットに交換して、今度は貫通するまでハンドルが降りるようにストッパーを解除します。
鳥が並んでいるようなデザインです |
画像引用元:http://store.cosine.com/shopdetail/000000000367/
ハンガーの両端に元々壁掛け用のビス穴が空いていますが、それと全く同じ穴を他の位置に空けてほしいとのことでした。座彫り+貫通穴の加工です。
このような穴開けといえば、ボール盤の登場です。当工房の設備は、卓上ラジアルボール盤といい、頭の部分を前後に動かせるので、通常のボール盤よりも奥行きのある材料を加工できます。また、左右にも触れるので、斜めに穴を開けることも可能です。
自由度が高い分、今回のように垂直な穴を開けるためには、定盤と刃が直角になるように頭の角度を調整する必要があります。(調整が必要のない工具はそもそも無いのですが…)
座彫りの様子です。養生のために布を敷いています |
半球状の材料なので墨付けに若干手間取りましたが、後は通常の材料と手順は同じです。まずは座彫りから。その名の通り、座彫りビットを使用します。他の材を使って穴を開けてみて、深さを決めたらハンドルが指定の深さ以上に入らないよう、ストッパーを固定します。
決して難しい加工ではありませんが、お客様からお持ち込み頂く物に加工するという事は、やり直しが効きませんので毎回緊張します。
ドリルもさくさくと進みます |
樹種は硬めのハードメープルでしたので、欠けたりすることなく綺麗に穴が開きました。座彫りが出来たら刃をドリルビットに交換して、今度は貫通するまでハンドルが降りるようにストッパーを解除します。
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