ステンレス製のオリジナル金具


Studio7Squaresでは主に木材加工をしていますが、実は木製品を作る際に必要となる金属製パーツを手作りすることもあります。

今回は、このブログではお馴染みのダイニングテーブル(リビングテーブル)になる卓球台を制作した際に設計・製作したステンレス金具をご紹介します。

このパーツは天板を重ねて卓球台を畳んだ際に、上と下の板がずれて動かないようにする為の金具です。
畳んだ時に下側に来る天板の側面に埋め込んだ鬼目ナットに、六角ボルトで取り付けておき、畳んだ時にはフックになっている部分を上の板のボルトにかけて締めれば外れなくなります。

卓球台として使用している際に引っかかりにくくするため、ステンレスの鉄板から削り出し極力凹凸のないデザインに設計、製作致しました。

テーブル兼用卓球台の金具


テーブルになる卓球台の金具

3mm程のステンレスの板材から同じ長さで4枚切り出した後、一枚につき2箇所穴を開け、フックになる斜めの切り込みをグラインダーで入れて行きました。
その後各部面取りと微調整をして、バフがけをして磨き、加工中についた大きな傷を落として完成です。




この様に既存のパーツでは転用できない場合、木工だけでなく鉄工もやることがあります。
木工だけでも奥が深くて大変ですが、鉄工の技術を伸ばす事で、今よりもっとお客様の要望に答えられるようになれば良いなと考えています。

もし簡単な鉄の加工(切断や穴あけ、カット等)のご要望があれば是非一度ご相談下さい。


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