木工をする時の保護具いろいろ その1

今日は木工時に加工者の身体を守ってくれる保護具についてお話しします。

木工をする際に使う保護具と聞いてどのようなものが思いつきますか?今回は身体につける保護具に絞って紹介したいと思います。

代表的な保護具は以下の通りです。

・保護マスク


使い捨ての物から塗料や粉塵用のフィルター交換式の物、フルフェイスの物まであるので用途に応じて適切な物を選択する必要があります。

フィルター式の物にもフィルターが二つの物、一つのもの、防毒機能のある物無いものがあります。


・耳あて・耳栓


騒音のレベルによって耳あてにも種類があります。通常、消音能力が高いものほど中に分厚い消音材(スポンジのような物)が入っているのでサイズが大きくなります。
また消音機能とは別に、装着方法によって種類が分かれています。
ヘルメットをかぶっていると上から装着することができない、不要時にはすぐ外す必要がある、など用途に合わせて選ぶことができます。
耳栓にも遮音力の違いがあります。柔らかさや、サイズ、小さく圧縮して耳に入れる方式の物や形状は変わらないもの、首にかけておける紐付きのもの、ケース付きのもの等自分に合った耳栓を探すのも楽しいかもしれません。


・保護メガネ


作業者の目を保護する目的で装着します。
オーバーグラス形状で大型でメガネの上からかけれる形状、サングラスのような顔に密着する形状、水中眼鏡の様な形状の物があります。

保護メガネは粉塵から目を守るだけでなく、塗料からも目を守ってくれます。木工作業中に目に粉塵が入ると眼球の損傷だけではなく、二次被害として工具の操作に影響が出る場合があります。(特にキックバックの危険がある作業の時など)


・保護手袋


保護手袋にも素材や用途によって様々な種類があります。

加工前の毛羽立った木を運ぶ時は手の平にグリップ素材が塗布されている物の方が棘が刺さりにくいですし、磨き作業や細かい作業ををする時は傷をつけにくく細かな作業が楽な布手袋が良かったりします。

ただどんな作業であっても手袋をした方が安心かというとそうでもありません。

木工機械の中には高速で刃が回転する仕組みのものがたくさんあります。その様な工具を使用中にもし装着している手袋が巻き込まれると手袋の繊維に引きずり込まれる形で事故を起こす可能性があります。

その様な機械を使用する場合、原則として手袋はしません。(例外もあり)


以上が基本的で一般的な保護具です。

こうして見返してみると、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚といった人間の五感を司る器官を保護していますね。
上記の基本的な保護具に加え、Studio7Squaresではその他の保護具も必要に応じて使用しています。これはまた次回の記事でご紹介します。

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