Red Hot Chili PeppersにJohn Frusciante復帰!


最近、iPadのOSがノートパソコン化してきたおかげで隙間時間にブログの更新ができる様になりました。
Bluetoothのマウスと純正のカバー型キーボードがとても便利です。


さて、今回はRed Hot Chili PeppersというバンドにJohn Fruscianteが復帰するという発表があったことについてです。

Red Hot Chili Peppers(レッド・ホット・チリペッパーズ)は海外の超有名ロックバンドです。
よくレッチリという風に省略されて呼ばれてたりするのでレッチリという名前でご存知の方も多いのではないかと思います。

このバンドは何度もギタリストが変わっているバンドで、今回復帰するJohn Frusciante(ジョン・フルシアンテ)というギターリストは歴代のギタリストでは一番長い間バンドに所属しているギタリストで、ヒット曲も沢山創りだしています。
脱退理由や音楽性の変化等は書き出すとキリが無く、ほかにとても詳しいサイトが沢山あるので興味がある方はそちらを御覧下さい。
レッチリのギタリストは歴代で9人もいたという情報もあります)

公式SNSの発表によると、ジョンの復帰に伴い、現在ギタリストとして参加しているJosh Klinghoffer(ジョシュ・クリングホッファー)は脱退してしまう様です。
ジョンが脱退してからかれこれ10年間レッチリにいた彼ですが、ギターリストとしてジョンと交代する前からジョンと一緒にアルバムを作ったり、レッチリのサポートメンバーとして各種楽器を演奏していました。
ドラム、ギター、ベース、鍵盤楽器、、、徒幅広い楽器を演奏することができる彼が、レッチリのメンバーとアナログシンセサイザーでジャムしている姿が個人的には印象的でした。

ジョンが復帰するかもという噂は以前からあり、ジョンが戻ったらジョシュとジョンが二人ともバンドメンバーになると予想していたので、ジョンの復帰は嬉しいですがジョシュが脱退してしまうのはとても残念に思います。
交代当初は、ジョシュがジョンの代わりには力不足だという風に叩かれていたせいか、ジョシュも「比べられるのはうんざり」と言っていたので今回も何かそういう理由なのかもしれませんね。


私がジョン・フルシアンテの音に初めて出会った作品は、実はレッチリのギターリストとしての作品ではなくソロ作品として彼が制作した音楽でした。
ヴィンセント・ギャロというアーティストが製作した、映画「ブラウンバニー」のサウンドトラックCDに入っていたジョン・フルシアンテの演奏と歌声を聴いて、今まで音楽で感じたことがなかった独特な感動を覚えました。

そこから彼がいったいどんな経緯でギターを始め、音楽を作ってきたのか調べている内にその破天荒さ、繊細さ、大胆さ、独創性、そしてももちろんギター演奏にもに惹かれるようになりました。
ノリに乗っていたバンドと自分の求める音楽性との間で苦しみ、ドラックに溺れて死ぬ瀬戸際まで経験し、さらにその状態でアルバムを出し、復活し、電子音楽の即興性や自由さに可能性を感じて没頭し、世界的なバンドのギタリストとして型に囚われない演奏をする。
ギタリストだから、とかそういう括りではなく音楽の可能性を全方向に求めていく彼の姿は多くの人を惹きつけている一つの理由だと思います。
「新世界三代ギタリスト」という肩書をもらったのにすぐバンドから引退して、大衆受けを狙わない音楽を自宅から発表し続ける姿はいかにも彼らしいという感じがします。




私もギターを弾くのですが、アコースティックギターをずっと弾いてきた自分がエレキギターを始めたきっかけになったのは彼のメロディアスでどこか哀愁が漂うギタープレイに惹かれたのがきっかけでした。
音楽はもちろん演奏技術も大切ですが、演奏してる本人がどれくらい臨場感をもって自分の表現している世界観を体感しているかということの大切さに気付くきっかけも彼の演奏でした。

一生に一度でも彼のギター演奏を生で見たいという願いがレッチリ復帰後の来日公演で叶うかもしれません。
10年間のソロ活動を経て、どの様に彼の音楽性が変化し、どんなギターを演奏するのかが今から楽しみです。



品田








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