頂いた日立のスライド丸のこの整備

昨年の秋ごろ、廃業する工務店さんが連絡を下さってもう使わないというスライド丸のこや電動角のみ、ジグソーなどの工具を頂きました。

その際に頂いた日立のスライド丸のこを紹介します。


このスライド丸のこの型番はC12FCで、インターネットで調べると結構珍しいものらしく、切断可能な幅が450mm、切り込み高さ最大120mmもあります。
重さも30kgほどあり、現場に持ち込むのは結構大変そうですね。
Noの前を見る限りだとおそらく1991年6月に製造されたのかと思います。

現在当店にあるスライド丸のこはC10FSHという機種で購入当時のカタログで一番加工幅があるもので切断可能な幅が312mm、最大切り込み深さ88mmです。
定価で12万円程でライトとレーザーがついています。


色々調べているとどうやら以前まではこの頂いたスライド丸のこが通常のラインナップにあったそうですが、現在は需要がないせいかこのひとつ下のサイズ(当店で使っているサイズ)までしかカタログに載っていません。

さらにこの機械をよく見てみると溝切り刃をつけられる様な説明が書いてあります。
スライド丸のこに溝切り刃がつけられたら便利だなと思い簡単に調べたところ、どうやら専用の刃物が必要でしかもそれが結構高いそうなので断念しました。笑



頂いた時は埃の詰まりやテープ跡の様な汚れ等が各部にあり、動きも渋かったのでいちどバラせるところはバラして、掃除しました。
今回の掃除&整備では、店舗引越し時に窓に貼ってあったシールを剥がすために買った3Mのシール剥がしとクレ556が大活躍しました。

定盤も埃や汚れがついていたのでフェルトにコンパウンドを付けてディスクグライダーで軽く磨きました。手前が磨いた部分で奥が元の状態です。違いがわかるかと思います。
刃口板も一度取り外して洗浄しました。
(その下にもたくさんの木片が詰まっていました、、、)


そんなこんなで整備士終わったのがこちらの写真。

このあと、木箱の上にベニアを貼って専用の台を作り、これで使える!と思ったらなんと、手前の黒いハンドルを締めても切断角度を決める部分が締まらず動く、、、
ということでまた時間を見つけて分解整備していきたいと思います。
これが使える様になると色々作業が捗りそうです。


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