Festool社のDOMINOを導入しました。

今日は工具のご紹介です。

やっと念願のFestool社のdomino(DF500)という工具を導入しました。
といっても実は昨年の増税前に買ったのですがこちらで紹介していなかったのでご紹介した思います。


この工具けっこう前から知っていたのですが結構高額な工具でしかも今まで一度も使ったことない外国製の工具ということもあり、耐久性やサポートなど気になって購入するか長い間検討しておりました。

その後、海外の木工家がかなりハードに使い倒している様子を見たり、国内の腕の良い家具屋さんが結構使っているということもあり信頼できる工具なんだと理解しました。
そして、昨年の消費税増税の前に買える工具は買っておこうということで、思い切ってこの工具を購入しました。


このdominoという機械、ホームセンターなどではあまり見ないと思うので、ご存知ない方も多いのではないかと思います。
今回の記事では、この工具を紹介したいと思います。

一言でいうとこの機械は、
効率よく正確にフローティングテノン(やといほぞ)の仕口加工をする機械
ということになります。

家具を作る際、部材にほぞ(凸)とほぞ穴(凸が入る穴)を作って組むという方法があるのですが、フローティングテノン(やといほぞ)を使った組み方では部材の両方にほぞ穴(凹)を作り、その間に二つを接合するほぞ(雇いほぞ)を入れて組みます。

下の画像の矢印で指した部分がこの機械で開けたほぞ穴です。


この機械は、そのほぞ穴を正確に、しかも繰り返し同じ場所に開けることができる機械で、この機械専用の雇いほぞを使うと部材同士を強固に接合できるというものです。
(ルーターテーブルに面取りビットをつけて自作してる人もいます。Fstool社の販売しているチップはブナの圧縮材でボンドを吸うと膨らみ接合を強固にするそうです)
また、以下の動画の様にdomino専用の金具もラインナップされていて、それをほぞ穴に入れることで組み立て家具を作ることもできます。


今回購入したのは本体、雇いほぞとなるブナの圧縮材のセット、使う雇いほぞに合わせて用意されいる回転刃物、繰り返し加工の時に使うオプション品の治具です。

こちらが本体


こちらが専用の回転刃物
雇いざねの厚みに合わせて刃物を選択します。


下の画像の右側の箱に各サイズの雇いほぞが入っています。


この収納ボックスは海外の他のメーカーともスタックできる(積み重ねできる)様になっています。
マキタ の日本版カタログでも何年か前からこのタイプの箱が掲載されています。


今回購入したDF500は100Vですが、もう一つ大きいDF700という機種もありそちらは200vでよりパワーがありおきなほぞ穴を掘ることが出来ます。

Festool社の他の工具も痒いところに手が届く機能やデザインが多く、最近は海外の木工家も電動工具や集塵機等をFestool社のもので統一してるひとも多い気がします。

私たちも大切に使っていきたいと思います。

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