神楽で使われる薙刀の延長用の柄をお持ち込み材から製作したのでご紹介させて頂きます。
今回は神楽で使う組み立て式の薙刀の短い替柄が必要とのことでご注文頂きました。
普段つかっているものだと室内での使用が難しいとのことで、既存の柄もお預かりして計測しながら製作致しました。
お持ち込み頂いたのはホームセンターで購入されたラジアタパインの角材で、そこからほぞを作り、面取りして既存の柄のカーブに合う様に整形致しました。
面取りをする前にほぞを作り、その後面取りをして行きました。
ほぞ穴には取り付け用の穴が開けてあります。
下の写真はルーターテーブルに面取りビットを取り付けて大まかな面取りをしているところです。
切削部分がわかる様に残す部分に墨を入れてあります。
その後は鉋を使って曲面を仕上げました。
何度もほぞ穴に差し込んで外型を整えていきます。
左にある黒く塗装されているものが元々購入時についていた延長用の柄で、右にある白いのが今回製作したものです。
お渡し後にお客様御自身で塗装されるとのことで、今回は無塗装での納品です。
下の写真の真ん中に写っている銀の金具がほぞ穴に入ったほぞを固定する仕組みになっています。
こちらが新しく製作した柄をはめた様子。
これを使われる方に合わせてカットされるとのことです。
下の写真が塗装後の写真です。
お客様御自身で塗装、仕上げをされたものをお持ち頂き撮影させて頂きました。
この様に当店ではお持ち込み材からのオーダーメイドも受け付けております。
何かご不明な点があればこちらからお気軽にご相談下さい。
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