パン屋さんの木箱のリサイズ

パン屋を営業されている方から、今使用している木箱のサイズを小さくして欲しいという加工依頼がありました。マルシェの際にパンを陳列するための木箱だそうです。

パンの木箱

長さはそのままで、幅を小さい箱にしたいというご要望でした。実は、すでに出来上がっているものを改造するというのは、新しく作るよりも大変なことが多いです。外観からはどのように接着されているのか分からないことも多々ありますし、元の製品がどの程度の精度で製作されているかによって、手を加えたときの精度にも影響してしまうこと、そして何よりお預かりした物なので失敗してしまったらやり直しが効かないというプレッシャーもあります。

今回は箱を板の状態に全部バラしてから長さをカットし、再度組み立てました。

箱を接着

ボンドをつけて、クランプで固定します。写真のクランプはベルトクランプと言って、4方の角を同時に固定できるので箱型の物を接着する際に重宝します。
実は加工前の写真を撮り忘れてしまったので、トップも加工後のサイズが小さくなった後の写真なのですが、全体の幅を狭くして細長い形状に仕上がりました。

完成写真

既製品の加工は引き受けてくれる所が多くないようで、頼めるお店があって良かったというお声をいただくことは多いです。
私たちの工房では加工方法を工夫し、出来る限りのご要望にお応えできるように努めています。

是非お気軽にお問い合わせください。

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