SURLY(Long Haul Trucker)のチェーン交換とチェーン洗浄

今回の記事では、自転車のチェーン交換についてご紹介いたします。
あまり写真が多くないのでまたチェーンが切れた時にでも(切れないで欲しいですが)写真を撮って追記したいと思います。

Studio7Squaresの工房内にはSURLYというメーカーの自転車が2台停めてあります。
どちらもLong Haul Truckerというタイプの車種ですが一台はシティサイクル用の組み合わせ、もう一台はオフロード仕様のツーリング車として組んでいます。
前後にキャリアをつけてあるのでパニアバックという専用のバックを前後左右に最大4つ取り付けることができます。
ちょっとした買い物でもママチャリ以上に荷物を運んだりできるのでとても重宝しています。しかもキャリアの上ではなく、サイドに荷物が来るのでママチャリなどに比べて低重心なんです。

下の画像は以前の工房で撮影した、ツーリング仕様のLong Haul Truckerです。

いわゆるスポーツタイプの自転車に比べて軽さなどでは劣りますが、丈夫で頼れる相棒で、乗る人の好みによって日常使いから世界一周までこなせてしまいます。

日本で言うところのランドナーというツーリング自転車に近いのですが、ランドナーに比べてパーツ選びはより普及型の交換部品が使える様になっていてちょっとマウンテンバイクに近い感じです。
フレームがクロモリというのも乗り心地と修理のしやすさを考慮した結果とのことです。

さて、今回はそのLong Haul Truckerのチェーン交換の話です。
この時は走行中に跳ね上げた小石がチェーンの間に挟まり、チェーンが切れました。
(その破片等も写真を撮ったと思ったのですがどこかに行ってしまったのでまた見つけたら追加します)


この時は新しいチェーンに取り替えましたが、古いチェーンもいざという時のためにミッシングリンクを取り付けて携行することにしたので(車道を走っている時にチェーンが脱落して紛失したら探しに戻るのが困難な場合があるので)洗浄して切れた部分からミツシングリンクで繋げる様にしました。

・古いチェーンの洗浄→切れた部分を外してミッシングリンクで繋ぐ
・新しいチェーンへ取り替え(ミッシングリンクを取り付けて接続)
という順で作業しました。


まずは古いチェーンをペットボトルに入れてパーツクリーナーを吹き付け振って汚れを落とします。
走っている際にチェーンについたホコリや汚れを落とします。

下の画像は洗浄前の切れたチェーンと新品のチェーンを比較したものです。
せっかくなら洗浄前のチェーンを撮影して洗浄後と比較すれば良かったのですが、以下の画像でチェーンの汚れが分かるかと思います。

今回は破断しているのですが、ミッシングリンクで接続しておけば取り付け後もこの様なメンテナンスが可能になります。そのためアンプルピンではなくミッシングリンクでの接続を選びました。

汚水を捨ててサイド洗浄した状態です。きれいになっているのが分かるかと思います。

曲がったプレートが確認できます。
この部分をチェーンカッターで取り除いていきます。
この時使ったのは普段自転車に積んであるtopeakというメーカーのAlien3というマルチツールです。
一つのツールが二つに分かれることでツーリング中の色々なトラブルに対処できます。

この曲がったプレートを取り外したところにミッシングリンクを固定していきます。
ミッシングリンクもチェーンも自分の自転車のギアの数に合ったものを選びます。
ミッシングリンクも取り外し・取り付け専用の工具があるので用意しておくととても便利です。
私のSurlyのギアは10段ですが、2019年の最新モデルでは標準仕様が耐久性向上のために9段になったそうです。

古いチェーンはミッシングリンクを取り付け油を刺し、袋に入れて携行用のツールケースに入れました。

次に新しいチェーンを同じ様にチェーンカッターで切り必要な長さにし、ミッシングリンクで接続します。
この時にチェーンフックという道具があると取り外しの作業がやりやすくなります。
(撮影用に適当に引っ掛けて撮った写真しかなく、この画像では変な位置に引っかかっています、、、実際は手で引っ張らなくても作業できる位置まで端を近づけないとこの道具を使う意味がないです)

自分の場合この様にして交換しています。
チェーンもミッシングリンクも全て消耗品なので、一定以上の距離を走ったら交換します。

以上、簡単にチェーン交換のご紹介でした。

※参考にされる場合はあくまでご自身の責任でお願いいたします。


コメント