合板の表面をモルタルで仕上げたパネルにStudio7squaresの文字をレーザー刻印をしてみました。
上はハッチングをかけた塗り潰し、下は輪郭のみです。
設定や文字のサイズによって仕上がりも変わってくるかと思いますので色々テストしていきたいと思います。
レーザーの面白いところであり難しいところですが、くり返しの回数、出力、元のモルタルの粒子の細かさ、塗装の有無などによって色々な表現ができそうですね。
レーザーで刻印した箇所はモルタルの中の粒子が少し金色(?)に光っている様に見えます。
普段木材へのレーザー加工を主に行なっていますが石材の質感もとても表情があって面白いですね。
このセメントのパネルは外注先の方が製作された物で、普段木製品の製作などをご依頼いただいているのですが、先日セメント仕上げのキャンバスを制作できないかとのお問い合わせがあり相談させて頂いたところ、サンプル製作と実演(左官体験)を兼ねて目の前で作って下さいました。
こちらはドライモルタルと水を混ぜているところです。
こちらはモルタルをベニヤ板に塗っていきます。
せっかくなのでということで私も体験させてもらったのですが、力の入れ方やコテの角度など思った以上に難しく早々にお二人に交代しました。
最後はあえて少し表面を崩したり表情をつけたりしながらお二人で完成イメージの確認をされていました。
元になる材料は当工房にあった端材のベニヤでしたが、モルタルと水を混ぜ仕上げていき十分に乾燥させると下の画像のような質感のある仕上がりができあがります。
実際に納品していただいたキャンバスはこのサンプルよりもより滑らかでセメント層が薄く、同時に表情のある仕上げになっています。
こちらの完成したキャンバスの方はグラフィティーアティストの方へ渡り、まるで壁に描いた絵を切り取って持ってきた様な作品に仕上がるとの事です。
小口や小刃も同じ質感で仕上がっているので見た目は分厚いセメントの板に見えますが、芯材は木材なので壁にかけれる重量ですし、分厚いセメント板の様に割れる心配もありません。
以下の画像は頂いたサンプルを撮影したものですが、断面を見るととても薄く均一に仕上げられているのがわかるのでは無いかと思います。
こちらからお気軽にお問い合わせください。
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