持ち込みオーク荒材から陶器作品の飾り台を製作しました!

 BLOGの更新が滞っておりましたが、作例を中心に更新を再開していきたいと思います。

お問合せいただく際に「BLOGを見ました」と言っていただくことが多く、検討していただく際の参考になるのではないかということで今までの作例を順次こちらのBLOGにてご紹介していきたいと思います。


お持ち込み材のオークの荒板(製材したままの表面の荒た板)からコースター型の飾り台を製作しました。


以前にもご注文頂いた陶芸作品の作家さんからのご依頼で、今回はお持ち込みの板から出来るだけ多く作って欲しいとのご注文でした。

製作の様子を簡単な動画にまとめてみました。


まずは、木材のサイズや反りを見ながら無駄が極力出ない木取りを探していきます。

家具の製作などでは、逆に使いたい木目や木肌を優先して木取りしていくことが多いのですが、今回はとにかく枚数優先ということで割れや節を避けながら寸法を決めていきます。


材料に余裕があるときは、板の表面と木端(こば)に手押しという機械をかけていき直角や平面を作ってから横切り盤という機械で同じサイズに切り出していくことが多いのですが、今回は木の反りを全て落としてからの加工だと材料が足りなくなってしまうため、一度小さなサイズに落としてから反りを取っていきます。

今回はCNCルーターにて中心を基準に加工していくので、外周の基準は不要なため厚みを揃えれば製材の工程は完了です。


昨年導入した日立工機(現ハイコーキ)のバンドソーCB100FAで墨線に反ってカットしていきます。

挽き割り専用のバンドソーで、刃幅が105mmもありパワーも5馬力あるので堅い木でも安定して挽き割りをすることができます。

長さもバンドソーで落としていきます。



切り終わりました。


ここから今度は片面を手押しにかけ基準となる平面を作り、厚みが二等分になるように挽き割りをしていきます。

動画にまとめてみました。


厚み方向を二等分し、さらにドラムサンダーという機械を使い表面のやすりがけを終えた状態です。

オーク独特の香りが工房内に広がります。



ここからCNCルーターという、加工データをもとに材料の切削ができる機械を使って円形を削り出していきます。


その後ブランドロゴをレーザー刻印で入れて、下の写真の様な状態まで持っていきます。




糸鋸で周りの部分を落として、、、

大まかな形を作ったらあとは出っ張りを落とし、面取り加工で角を丸くしたら完成です!



オイル塗装や仕上げのやすりがけはご自身で行うとのことでこの状態でのお渡しとなりました。


Studio7Squaresではこのような持ち込み材からの製材や製品の制作も承っております。

オーダーメイド、記念品制作、グッズ制作、量産、OEM生産など多数実績がございます。
また、製材、やすりがけ、塗り直しのみの部分加工もお受けしております。

こちらの問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。



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