MacにWindowsのOSをインストール

Windows7を使用していたPCが先日ついに不具合が起きて起動しなくなってしまいました。セーフモードでは起動できたのですが、通常モードでは画面は真っ黒でカーソルのみ動く、というような状態です。
回復できるよう改めて試みるつもりですが、取りあえず先延ばしにしていた、MacのパソコンにWindowsをインストールすることにしました。

※自分の備忘録として掲載しています。それほど詳しいわけではないので間違っている部分もあるかも知れませんが、参考になる所があれば幸いです。

macにwindowsをインストール
MacbookPro13.3にWindow10をインストールしました

Windowsを使用する目的は、JW-CADというWindowsOS用のフリーのcadソフトを使用するためです。
一応JW-CAD for Mac もあるのですが、これは有志の方々がwineというwindows アプリをMacで動かせるソフトを使って作ったもので、最近は更新が止まっており最新のMac OSはサポートしていません。実際使用している方の話では文字や寸法線が上手く表示されず、結局使用するのをやめたとの事でした。

Macで JW-CADを使用するためには、仮想化ソフトを入れてWindowsOSをインストールする、又はWindowsのアプリを直接動かせるソフトを使用する(互換レイヤーというらしいです)、の2択になります。それで自分が検討したのは前者はparallels、後者はcross overです。
Macに標準で入っているBootcampは無料で使用できますが、Macとの切り替え時に一旦シャットダウンしなければいけない、インストール時にMacとWindowsに割り当てるドライブ容量を決めなければいけない点が使いづらそうだったのでやめました。

値段の点ではparallelsの場合は、仮想化ソフト+Windowsのライセンスを購入しなければならないため結構高額になります。cross overの場合はWindowsOSをインストールするわけではないのでWindowsのライセンス料がない分parallelsよりは安く抑えることができます。

parallelsは買い切り版とサブスクリプション版があり、それぞれ8〜9千円程度です。買い切り版はmacのOSをアップデートすると使用できなくなるので、アップデートするたびに5,800円かかり、サブスクリプション版は毎年9千円くらいかかります。
それにwindowsOSも購入する場合は1万4,000円程度プラスになるので、初期費用は結構痛手です。(2020年現時点での情報です)

crossoverはたしか買い切りで、parallelsよりも安く済みます。(具体的な金額は忘れました…)
ただ、公式に対応しているアプリが限定的な印象です。
公式サイト(英語)に対応するアプリの一覧があり、うろ覚えですがJW-CADのver.7.0は○、ver.8.0は?でした。ver.8.0になってから1年以上経ちますが、対応するかどうか不明ということは、今後JW-CADがバージョンアップする度に使えるのかどうか怪しいのでは、と思います。

parallelsでWindowsを入れてJW-CADを使用している、という情報は意外にもほとんどなかったので、まずはとりあえずトライアルで2週間使用してみました。
paralleslは仮想化ソフトなので、トライアルの段階でもWindosOSは別でライセンス購入しなければいけないだろうと思っていたのですが、parallelsのトライアル版をダウンロードしたらwindows10もセットでインストールされました。トライアルの段階で無料で済んだのはありがたかったです。

結果的に、特に何の支障もなく(重くなったり、カクついたりが一切なく)Mac上でWindowsOSとJW-CADを使用することができました!!
本当に一つのアプリのようにMac上でWindowsやWindowsアプリを使用でき驚きました。
さらにAutoCAD LTのwindows版も全く問題なく動きます。(AutoCADについてはまた別途書きたいと思います)

強いて言えば気になるのは、下記の3点です。
・テンキーの00(ゼロ2つ)の入力ができない
・キーボード配列が微妙に違う
 →キーボードの設定を何とかすれば解消できるかもしれません。

・Macのキーボードにファンクションキーがないので、CADの使用時はtouch barをファンクションキー表示にしておかなければならない
 →これはparallelsとは関係なくmacの問題ですが・・・

これから使用していく内に不具合が出る可能性もあるかもしれませんが、現在のところはこの程度です。parallelsの使用感が全く問題なかったので、crossoverの方はトライアルもせずparallelsを購入することに決めました。
(文末にparallelsのリンクを入れてありますので、興味のある方は試してみることをオススメします)

ストレスなく使用できるという点はとても重要ですよね。(crossoverでも何の支障もなく使えた可能性ももちろんありますが・・・)

これから色々とカスタマイズして使いやすさを追求していきたいと思います。
しばらく使用してみて、更に気になる点が出てきたら追加でレビューします。

→続き

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